- 2015-04-20 (月) 2:23
- 観察と考察と報告
4/2~16まで海外(タイ・マレーシア・シンガポール)に出かけていました。既に帰国して丸4日が経過しておりますが、いまだに夢見心地で頭の中がボケーとしています。まるで現実感がありません。
どうやら刺激的なたくさんの体験を僕の脳みそがゆっくりと咀嚼中のようでして、このようにして日常生活の中で凝り固まってしまった自分の価値観(モノの見方や考え方)を一旦ふにゃくちゃぐにゃぐちゃに掻き回し、新しい価値観へと変化・再構築させていくのだと思います。
月間結果報告までには、旅の総括ができるような気もしています。
さて表題の件ですが、僕は海外に出かけると、いつもなんだかんだ失敗をしてしまうのですが、今回もやっちゃいました!
それも、『順調な旅だったなぁ~、今度シンガポールに来るときは有名JDの愛人連れて、マリーナ・ベイ・サンズに泊まって、屋上のインフィニティプールでのんびりして、カジノで豪遊しよう』などとすっかり油断をしていた帰国前夜の夕食でまんまと詐欺されてしまったのです。
現場は、シンガポール中心部のクラーク・キーでした。
『帰国前においしいものを食べよう』とブラブラしていて、たまたま呼び込みをしていたお店に、何の気なしに着席しました。
テーブルに座ると、文字だけのメニューと写真つきのメニューがありました。おっさんスタッフが笑顔でニコニコ勧めてくるのは、写真つきのメニューでした。カニとかエビとか魚とか貝とかの料理です。
値段を見たら、『ちょっと高いな…』とは思ったけれど、ここは先進国のシンガポールだし、クラーク・キーの運河沿いの好ロケーションのお店だったので、『こんなもんかなぁ』と、まぁ納得はしていました。
注文した料理は、ミーゴレンと魚1匹と貝4枚とソフトドリンクで、僕の頭の中では、せいぜい5千円程度の会計でした。ところが、チェックをして伝票が届くと、なんとその5倍近い請求額だったのです(※帰国後のクレジットカード明細での請求額は、日本円で24,423円でした)。
最初、『あっ?こんなに食べてないし。間違ってるよYOU。』と言うと、さっきまで気持ち悪いくらいニコニコしていたおっさんが、眉間にシワを寄せ『あれこれで正しい(ムスッ)』というので、メニューを持ってきてもらい1品ずつ確認したところ、なんと写真メニューだけ料金のすぐ横に、ちっさく「per 100g」と記載してあるのを発見しました。
その瞬間、『やられた!』と思いました。おっさんが熱心に写真メニューの料理を勧めていたのは、このような理由(罠)があったのです。
確かに、隅々までメニューをきちんと見るなり、その都度料金をきちんと確認すれば良いことなので、僕にもそれなりの落ち度がありますが、東南アジアのこのような大衆食堂店で、「per 100g」なんて詐欺的な表記に出会ってしまったのは、僕にとってははじめてのことなのです。
計算してみると、貝1枚2,500円で、魚1匹8,000円ってことなので、ボッタクリ甚だしいです。原価の20倍は請求してきていると思います。
あとづけで振り返ってみると、呼び込み時に「フリードリンク」や「60%OFF」などをプッシュしていたり、おっさんスタッフのお調子の良すぎるニコニコ接客など、うさん臭さもありました。
ただ、普通に他のお客さんも入っていたし、何より僕自身が全く警戒心を抱いておりませんでしたので、簡単にカモられてしまったわけです。
海外に出かけるときの基本として、「声をかけてくる人間を信用しない」というのがありますが、今後はこういった呼び込みをしてくるお店も信用しないことにします。
僕は過去にも沢山失敗をしてきていますが、このような出費は勉強代ですよね。僕の弱さや未熟な点をズバリ指摘してもらった授業料。痛い目にあったのなら、同じ失敗を繰り返さないようにするだけのことです。
まだまだ失敗してるよ
今回は、以下のような旅程でした。
- 羽田空港から飛行機でスワンナパーム空港へ
- スワンナパーム空港から電車とタクシーでバンコクのカオサンへ(3泊)
- カオサンからタクシーでドンムアン空港へ
- ドンムアン空港から飛行機でプーケット空港へ
- プーケット空港からタクシーでプーケットタウンへ
- プーケットタウンからフェリーでピピドン島へ(2泊)
- ロングテールボートでピピレイ島へ→戻る
- ピピドン島からスピードボートでランタ島へ
- ランタ島からフェリー(アイランドホッピング)でリペ島へ(3泊)
- リペ島からロングテールボートでアダン島へ→戻る
- リペ島からフェリーでランカウイ島へ
- ランカウイ島からフェリーでペナン島へ(1泊)
- ペナン島からフェリーでバタワースへ
- バタワースから長距離バスでクアラルンプールへ(3泊)
- インビ駅→KLセントラル駅から電車でバトゥケーブス駅へ→戻る
- インビ駅→KLセントラル駅から電車でバンダル・タシク・セラタン駅へ
- TBSバスステーションから長距離バスでジョホールバルへ
- ジョホールバルからトランジットバスでシンガポールへ(1泊)
- クラークキー駅から電車でチャンギ空港へ
- チャンギ空港から飛行機で羽田空港へ
かなりタイトなスケデュールで移動の連続でした。
当初は陸路と海路にこだわっていたので、バンコクからプーケットへの移動も長距離バスで考えていたのですが、さすがに時間が足りなくて飛行機を使いました。最安のLCC(ライオンエアー)で3,000円くらい。
旅程を振り返ってみると、ちょくちょくと失敗をしております。
まずはプーケット。プーケット空港から乗ったタクシーでは指定したストリートでなく、関係のない変な場所に降ろされてしまい、そっから30分くらい彷徨い歩くはめになりました。
もともとプーケットはピピ島へ行くために通過するだけなのですが、少し時間があったので、ラン・ヒルという丘に行くことにしました。バックパックを背負って歩いて15分かと思いきや車で15分だったらしく、急勾配の上り坂で体力を使い果たし、すっかり消耗してしまいました。
ピピ島へのフェリーの出発時間も後ろに控えていたので、何度も途中で引き返そうか迷ったのですが、なんとか頂上へ。帰りは、運良くシーメンスに勤めるドイツ人家族のソンテオに相乗りさせていただきました。
次は、ピピ島。ここはレオナルド・ディカプリオが主演の「ザ・ビーチ」で舞台となったピピレイ島のマヤベイが有名です。
せっかくなのでロングテイルボートをプライベートで借りてピピレイ島を一周しようと思っていたのだけど、船頭さんが海に出かけたきりかれこれ30分も帰ってこない。そこでチケット買ったとこにクレーム。
その後、15分待ってやっとロングテールボートがやって来たけど、ピピレイ島まではプライベートボートでなくシェアボートになってしまいました。ついでに、ピピレイ島で珍しくはしゃいでいたら、右足の甲と左足のふくらはぎを切って流血。その後、テンションが落ちる。
最後は、マレーシアのペナン島からフェリーでバタワースまで渡ってすぐの長距離バス乗り場。
バス乗り場に着いてすぐに、『クアラルンプール出発、1時、早く早く、NOW!』とチケット売りのおばさんに煽られたため、(料金を確認し)バスチケットを即効で買って、出発のバスに乗り込みました。
ところが、いつまで経っても出発しません。
結局、全ての席が埋まるまで40分程待たされた後に出発です。別に、煽られてチケットを買う必要はなかったし、他のバス会社を選べば、もっと快適な空間で、もっと早く出発できたハズです。
その他、失敗せずには済んだけど、ギリギリだったのが、ランカウイ島でのフェリーの乗り換え。タイとマレーシアで1時間の時差があることを知らずに、余裕こいてチケット買ったり、トイレ行ったりしていたけど、フェリー乗り場についたら、急かされてすぐに出発となった。
これ、もし間に合わなかったら、ペナン島で一泊でなく、ランカウイ島で一泊になっていたと思う。
こんな失敗をしないためには?
さて、どうすればこういった失敗を避けることができるか?
と自分なりに考えてみたところ、「煽られたり、呼び込まれたりしないで、自分のペースをしっかり守ること」が大事なのだと思いました。
僕は英語を話すのは苦手なのですが、聞くことはそれなりにできるので、何かと周囲の声に反応してしまうのですが、海外であっても自分のテリトリーのごとく堂々と居られる精神力や適応力が欲しいです。
そのためには、英語力も必要なので、英語の実力もつけていきたいと思います。ちなみに、以下は今回の旅ではありませんが、過去の失敗例。
- 記念日無料!と騙され変な店に連行される
- 行きたいところまで行けずに戻ってくる
- 釣り銭をおもいっきりごまかされる
- 知らない人たちにたかられて奢らされる
- 携帯電話を盗まれる
- 現金を盗まれる
- 深夜に知らないところに着いてしまう
- 約束した料金と請求の料金が違う
こんな感じ。書かなかったけど、毎回お腹を下すのはデフォルト。
おまけ:印象に残った場所
ピピ・ドン島の展望台からの眺め
リペ島の船着場(パタヤビーチ)
リペ島のゲストハウスのデッキ(仕事が捗る)
アダン島のプライベートビーチ
アダン島からのサンセット
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