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ご要望への回答!その1

こんなご要望メールをいただきました。

僕は本に興味があるので、誰にでもおススメな本を5~10冊くらい紹介してください。

はい。このような答えようのないご要望(ご質問も同様)をしてはいけません。なぜなら、僕の頭の中が無限ループしてしまうからです。

ご感想は自由に書いていただいて構いませんが、何かしらの返答を求める場合は、正確な言葉を用いて慎重に文章を組み立ててください。

試しに、ご自身で「誰にでもおススメな本」を5冊ピックアップして、それぞれに「誰にでもおススメである理由」を述べてみてください。

無理ですね。

「誰にでも」と言われても、老若男女いるわけですし、興味・関心はバラバラだし、現在のステージや課題・目標やビジョンも違います。

同じ36才の冴えないオッサンだとしても、知的好奇心が幼稚園児レベルの人から偉人レベルの人まで様々なのです。

これが例えば、『僕の悩みは短小です。昨晩のセックスでもやっぱり奥まで突けずに悔しい思いをしました。どうしても3日でデカチンになる方法が知りたいので、おススメな本を紹介してください。』というご要望なら、僕の頭の中は無限ループしません。

『そんな本は知りません。』と簡単に回答することができるからです。

そもそも読書という行為は、「なぜ、なんのために読むのか?読みたいのか?」の目的意識が問われるものです。目的が曖昧なまま多読しても、雑学王になるだけです。「知ってるだけのヤツ」になります。

趣味や暇潰しで本を読みたいなら、それこそ本屋さんに行って気になった本を手に取ればいいだけのことですしね。

書き言葉・話し言葉は正確に

とにかく言葉(書き言葉も話し言葉も)は正確に用いてください。

言葉が不正確な方の思考は間違いなく不正確です。なぜなら人は言語で思考するからです。

よく、『わかっているけど上手く(言葉で)説明できない』という人がいます。僕は断言してしまいますが、それはわかっていません。

何となく思っているか、何となく感じているだけ。

試しに、2時間でも3時間でも好きなだけ時間を確保して、紙に書いてみるといいです。ろくすっぽ書けないし、書けてもスカスカでしょうから。あまりにも「空っぽ」な自分と出会い愕然としてしまうかも知れません。

もちろん言語というツールは万能ではなく限界があるわけで、だからこそコミュニケーションをより円滑に行うために、表現・文体・語尾・行間・リズム等を工夫して、可能な限り磨きをかける必要があるわけです。

本気で意思疎通をはかりたいと思うなら特に。

本の内容を正しく理解するためのコツ

本って、たくさん読めばいいものではありません。害になることも多い。

僕は、あまりよく知らない著者の本に対しては慎重な態度を取ります。なんとなくタイトルに釣られて無防備に読み進めるなんてことはしません。その著者の背景を調べて、著者の存在と出版の目的を把握しています。

「著者の存在」「出版社との関係」「出版の目的」を知ることで、例えどこにでも書いてあるような平凡な文章であっても、「そこに含まれている意味=そこから読み取れる情報」は異なるってくるのです。

人間関係でも同じだと思うのですが、よく知らない人の言うことは真に受けませんよね。本も同じです。よく知らない著者の主張や思想を、「出版社が出しているから…」と盲目的に受け入れないほうがいいです。

特に、平気な顔してテレビ出演して無責任なコメントを堂々と述べている人間が書いた本には注意を必要とします。読者のミスリードを目的とした書籍もたくさん出版されているのが現実だからです。

さて、せっかくなので最後に1冊だけ本を紹介させていただきます。「誰にでもおススメ」な本ではありません。僕のお気に入りの1冊です。タイトルや表紙でピンと来た方は読んでみるといいですよ。

自分の中に毒を持て:岡本 太郎(著)

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