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「答え」は自ら導き選択するもの

昨晩、ジムで謎のオッサンに遭遇しました。何が謎かいうと、ジムの閉館時間直前の15分前に、「のほほ~ん」と来館してきたことです。

『あ~、もう時間ない!』と、僕が急いでシャワールームに向かおうとしていたところ、彼はジムの入り口でシューズの紐を結んでいたのです。

僕は心の中で、『えっ!もう15分しかないのに?』と呟きながら一旦は擦れ違ったのですが、どうしても彼のこの後の行動が気になってしまい、サッと踵を帰して、ちょっとだけ観察してみることにしました。

15分しかないので、『ストレッチやランでなく何を1種目をやるのかな?』と考えていたのですが、シューズの紐を結び終わった彼は、「ボケ~」と直立したまま、音の出ないテレビモニターを眺めているだけでした。

ますます『彼は一体何しに来たのだろう?』と疑問が増し、ドキドキしながら観察していたのですが、閉館時間まで残り8分になっても、彼は依然として音の出ないテレビモニターをじっと眺めていたのです。

僕はクールダウンを装いながら、『あと8分しかないよ!どうするの?』と急展開を期待していたところ、彼はやっと「のそ~」と歩き出しました。

『あと7分!何すんの?何すんの?』と、僕のワクワクはピークに達していたわけですが、なんと彼は音の出ないテレビモニターにおもむろに近づいただけでした。

その直後、僕は足早にシャワールームに向かいましたが、彼の行動はまったくもって理解不能です。そこで、この「謎のオッサン行動仮説」をいくつか立ててみることにしました。

謎のオッサン行動仮説その1

第一の仮説は、「彼はジムの閉館時間を知らない」です。

来館してみたものの、まさか後り15分で閉館だなんて知らないのです。だからこそ、閉館間際に来館してしまったにもかかわらず、何をするでもなく、音の出ないテレビモニターをじっと眺めていたのです。

もちろん彼の中では、この後ウォームアップで体を起こし、限界ギリギリまで負荷をかけ筋繊維をしっかり破壊、翌日に備え入念なストレッチを施しすっきり気分爽快で帰宅、帰宅後は良質なタンパク質の補給と十分な睡眠を確保するつもりでいるのです。

でも、この仮説1はいまいちピンときません。

なぜなら、もう会員は僕と彼を含めて4人しかいなくジム内は閑散としているし、スタッフの方も掃除や片付けの準備をアチコチで始めているからです。『もう終了時間ですよ~』という空気がジム中に流れています。

この空気に気づかない人間がいるとは思えません。そこで仮説2です。

謎のオッサン行動仮説その2

第二の仮説は、「彼はジムの貸切状態を体験してみたかった」です。

彼の来館の目的はトレーニングではなく、ただ単にジムの貸切状態を体験しVIPな気分を味わうことだったのです。

だからこそ、わざわざ閉館間際に来館して、他の会員が帰ってしまうまで音の出ないテレビモニターをじっと覗き込み、最後の1人になるその時が来る瞬間までじっくりと時間を潰していたわけです。

でも、この仮説2はなんだかピンときません。

なぜなら、そんな小学3年生みたいな発想で実際に行動してしまう素敵なオッサンにはどうしても見えなかったからです。そこで仮説3です。

謎のオッサン行動仮説その3

第三の仮説は、「彼は受付の女性スタッフに告白する」です。

彼の来館の目的は、他の会員が帰宅し他のスタッフが清掃準備に入っている中、ただ1人受付業務を行なっている女性スタッフへの告白です。

そのため、わざわざ閉館間際に来館し本日のラスト会員となり、音の出ないテレビモニターをじっと覗き込み時間を潰し、受付の女性スタッフと1対1になれるそのチャンスを用意周到に伺っていたのです。

でも、この仮説3はちっともピンときません。

なぜなら、あのオッサンがまさかそんなアプローチを受付の女性スタッフにかけるとはとても思えなかったからです。

自分なりの仮説を立てること

以上、3つの仮説を立ててみました。

僕は本人ではないので、「なぜ彼が閉館15分前に来館して、シューズの紐を結んではみたものの、音の出ないテレビモニターをじっと覗き込んでいたのか?」の答えはわかりません。

でも、先に紹介した仮説のように「答え」を想像することは可能です。

「ナンパ」でも「ビジネス」でも「人生」でも、大切なのはあなた自身が遭遇した事象から、自分なりの仮説を立ててみることです。

「仮説を立てる」というとなんだか格好つけている感じもしますが、要は『多分、こうなんじゃないかな?』と予想するだけのことです。

仮説を立てたらその仮説に基づいて行動します。行動してみると何かしらの結果が出るので、その結果から元々の仮説が正しかったのか検証します。これを繰り返して、自分なりの「答え」を確立していくわけですね。

「答え」は他人に求めちゃダメ!

あなたが遭遇した事象に対する「答え」を他人に求めてはいけません。学校のテストじゃないんだから「模範解答」なんてないのです。

もっと言えば、「答え」は無限に存在するし、100%正しい唯一の答えなんてものもありません。

読者さんからも、「答え」を求めるご質問メールをいただくことがありますが、僕自身が考えさせられるご質問以外には回答していません。

なぜなら、自ら導き選択したものこそが「答え」であるからです。

他人に答えを求める人は、無責任で卑怯な人生を歩むことになります。事が上手くいかなくても、それは「他人のせい」になってしまうからです。

ちなみに、このブログに書いていることは、あくまで現時点での僕だけの「仮説」であり、現時点での僕だけの「答え」です。書いてあることをそのまま実践して上手くいかなくても、『嘘つき!』と僕のせいにしてはいけません。あなたはあなただけの「答え」を導き自ら選択するのです。

謎のオッサン行動仮説その4

最後の第四の仮説は、「彼には特別な理由はなかった」です。

多分、これが正解です。

もともと彼にはジムに通う目的も目標もないのです。いや、もしかすると最初はあったのかも知れませんが、とにかく昨晩はなかったのです。

なんとなく入会したもんだから、なんとなく来館して、なんとなくシューズの紐は結んでみたものの、なんとなく音の出ないテレビモニターが気になり、なんとなく覗き込んでいたら、なんとなく時間が経過したのです。

この仮説4はめちゃくちゃピンときます!

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